2014年4月19日土曜日

星条旗


アメリカ合衆国の国歌の元となる詩は、英米戦争中の1814年、フランシス•スコット•キーによって書かれた。

彼は、身柄を拘束されていた敵艦から、敵の猛攻の翌朝に、マクヘンリー要塞に、まだ星条旗かたなびいているのをみて感動し、この詩を書いた。
詩や歌ですから、リズムをとる為の冗長な言い回しや倒置などがあります。これらを整理*すると、以下の3つの文となります。

* "Oh, say," は意味的にも、文法的にも、省略し、O'er は Over に変えた。語順の入れ換えは、節や句全体で入れ換え、単語レベルの入れ換えはしていない ( このページの最後に引用した原文は通常、4×4 の16行で書かれるが、他動詞のすぐ後に目的語を置いたり、主語のすぐ後に動詞を置くなど、文法的に分かり安くする為に、行の順番は変えたが、行の中の単語やその順番は変えていない )。

また、名詞は[ ]のカッコで、形容詞は( )のカッコで、副詞は〈 〉のカッコで、囲んでいく事にします。

1. Can [you] see [ what < so proudly > we hailed < at the twilight's last gleaming > ] < by the dawn's early light > ,
夜明けの薄明かりによって、見えるだろうか、昨日の夕暮れのかすかな光の中で歓呼して誇り高く迎え入れたものを。

 ( whose broad stripes and bright stars were so gallantly streaming < through the perilous fight > < over the ramparts ( we watched ) > ) ?
その幅の広いストライプと明るい星々は、我々が見張っていた城壁の上で、雄々しく、危険に満ちた戦いの間中、はためいていた。

2. And [ the rockets' red glare ], [ the bombs bursting in air ], gave [ proof< through the night > [ that our flag was still there ].
そして、ロケットの赤くまぶしい光や空で爆発する爆弾が、一晩中我々の旗がまだそこにある事を示してくれていた。

3. Does [ that star-spangled banner ] < yet > wave < over the land of the free > and < the home of the brave >?
その星がきらめく旗 ( = 星条旗 ) は、自由の民の土地の上に、そして、勇者たちの祖国の上にまだ、たなびいているか?

ここで、これまで通り、修飾語を被修飾語に吸い込ませて

動詞に番号をつけると、上の3文の構造は、以下の様になります。

* 紫色の文字をクリックすると、その言葉を説明しているページにいきます。

1. Can S V3 O ?

2. And S, S, V3 O.

3. Does S V1 ?

さて、英文の構造と意味が完璧になったところで、最後に、信頼できるソースからの原文を記載します。押韻が奏でる美しい文章になっています。

[The original]

Oh, say can you see,
By the dawn's early light,
What so proudly we hailed
At the twilight's last gleaming,

Whose broad stripes and bright stars,
Through the perilous fight,
O'er the ramparts we watched
Were so gallantly streaming?

And the rockets' red glare,
The bombs bursting in air,
Gave proof through the night
That our flag was still there.

O, say, does that
Star-Spangled Banner yet wave
O'er the land of the free
And the home of the brave?

米国国歌の独唱は、たくさんありますが、私のお勧めは、ジェニファー•ハドソンのものです。
以下のサイトで見れます。
http://m.youtube.com/watch?v=gjN0Zu4aj4Y

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